感動のシナリオ ~映画のように語る~

目次

はじめに

今回のコラムでは「感動のシナリオ ~映画のように語る~」というタイトルで聴衆に感動を与えるスピーチの話し方について話していきます。

当スクールのスクール生に「どんな話し方ができたら最高に嬉しいですか」と聞きますと「感動させられるようなスピーチが出来たら最高です!」という回答が多いです!

この回答に関して私もその通りだと思います。

映画のようなストーリーで「時にほのぼの」「時に悲しく」そして「最後に感動!」こんなスピーチができたらスピーカー冥利に尽きますよね!

私は感動的スピーチ=スピーチのオーケストラだと考えています!

このスピーチを完成させるためにはスピーチのテクニックをフル動員しなければいけないからです!

今回のコラムではこのスピーチのオーケストラを完成させるためのテクニックと練習方法について話していきます!

このコラムを読んでスピーチの奥深さを感じ取ってください!

そして感動的スピーチについて勉強して、いつか「感動のシナリオ ~映画のように語る~」ことができるようになってください!

感動的な話し方の重要性とは

話し方は、私たちのコミュニケーションにおいて非常に重要な役割を果たしています。
適切な話し方をすることで、相手の心に響くメッセージを伝えることができます。

 

言葉の選び方や表現の仕方によって、相手の感情や考え方に影響を与えることができるのです。
自分の意図を明確に伝えるためにも、話し方の重要性を理解し、意識して磨いていくことが大切です。

 

そのうえで感動的な話し方は、聞く人の心に響く力を持っています。
言葉や表現の選び方、声のトーンやリズム、身振り手振りなど、様々な要素が組み合わさって、相手に感動や共感を与えることができます。

 

感動的な話し方をすることで、相手に自分の思いや伝えたいことをしっかりと伝えることができるだけでなく、相手の心に深く残る印象を与えることができます。

 

そのため、人間関係を築く上でも、仕事でのプレゼンテーションや交渉などでも重要な要素となります。

 

感動的な話し方ができる人はどんなグループに所属してもリーダーとして活躍できるのではないでしょうか。

感動的な話し方ができるということは沢山の人を導いていけるスキルを持っているということにもなります!

 

このスキルは世界を動かすほどのスキルかもしれません。

 

その感動的な話し方は、技術や練習によって身に付けることができるため、誰もが向上させることができるスキルです。

自分の話し方に自信を持ちたい人や、相手に強い印象を残したい人は、日常生活や仕事の場で積極的に練習してみると良いでしょう。

または人生の表現者になりたいと思っている人はしっかり練習して身に付けたいスキルです。

感動を与えるためのコツ

感動的に心に響く話し方のコツは、まず相手の立場や感情に共感し、その上で自分の意見や考えを伝えることです。
相手の話をしっかりと聞き、理解することで、より深いコミュニケーションが生まれます。また、言葉遣いや表情、声のトーンなども大切で、相手に寄り添った話し方を心がけることが重要です。相手の心に響く話し方を身につけることで、より円滑なコミュニケーションが可能になります。
そして更に感動的な話し方をするためのコツは、まず自分の感情をしっかりと伝えることです。自分が本当に感動したり、喜んだりする気持ちを相手に伝えることで、相手も共感しやすくなります。
また、言葉だけでなく、声のトーンや表情、身振り手振りなども大切にしましょう。これらを使い分けることで、より感動を与える話し方ができるでしょう。そのためには緩急をつけた話し方や体を使っての表現つまりボディランゲージを使って話していくことはとても重要なことです!
そして更に感動させてれるストーリー、つまり構成力も必要になってきます!それからもう一つ「通る声」「活舌な声」を使って話していくことも非常に大事です!

~感動を与えて話せるようになるためのコツ まとめ~

1.緩急を使った話し方ができる!

 

2.体、表情を使っての表現、ボディランゲージを使って話せる!

3.感動的な構成力を身に付ける!

 

4.声を鍛える!「通る声」「活舌な声」を身に付ける!

 

このような技術すべて使って話せるようになってはじめて感動的なスピーチができます!

まさにスピーチのオーケストラですね!!

感動的な話し方とトレーニング方法

感動的な話し方ができるようになるためには「感動を与えるためのコツ」で説明した通り4つのテクニックを磨く必要があります!

この目次では具体的な方法について説明していきます。

~感動的に話せるようになるために~

1.緩急をつけた話し方ができるようになる!
緩急をつけた話し方ができるようになるためには3つの話し方を組み合わせて話します。

①特に強く伝えたい部分は「間」を使って言葉を立てる!

特に強く伝えたい部分は間を空けて後の言葉を強調します。「間」とは話さない空白の時間をつくることを「間」といいます。「間」を使うことで聞き手を惹きつけて感想的に話すことができるようになります。感動的な話し方をするうえで必須の技術です!「間」を使わずして感動させるのは不可能ではないでしょうか。

②気持ちを乗せることができる部分は気持ちを乗せて話す!

例えば:
・最高に素敵な出来事です!!
・こんなことが起こるなんて、まるで夢のようです!!
このような話の部分なら気持ちを乗せてはなすことはできるでしょう。そして気持ちを乗せて話す時にはオーバーに話すとちょうどいいです!目安として感覚的に普通のオーバーより1.5倍くらいオーバーに話すといいようです。③気持ちを乗せて話せない部分はサラサラっと普通に話していく。

例えば:
・その時、僕は夜の街を一人で歩いていました。
・その日は朝9時に起きました。
このように気持ちを乗せることができない部分は普通にサラサラっと話していきます。以上の3つの話し方を組み合わせていくことで緩急のある話し方はできます!

 

2.ボディランゲージを使って話していく。
ボディランゲージとは体を使って気持ちを表現したり表情豊かに話していくことで聴衆の気持ちを掴んでいく話し方です!
ボディランゲージの種類について説明していきます。

①両手を大きく広げたり小さく広げたりする。

これは一番よく使われるボディランゲージです。

②会場の広さに合わせて左右に動きながら話していきます。

これもよく使われるボディランゲージです。人は動くものを見る習慣があります。スピーカーが左右に動くことで聴衆は注目します。惹きつけるテクニックでもあります。

③振り上げた拳を振り下ろす「ハンマーグリップ」というボディランゲージもあります。

④顔の表情を豊かに表現する。

「笑顔」だったり「真剣な表情」をしたり表情を豊かにすることで聴衆に気持ちを伝えていくことは非常に大事な技術です。このように体と顔の表情を豊かにすることで聴衆を惹きつけて感動的に話していくことができるようになります。
3.感動させる構成を身に付ける。
感動的な構成で話していくためには「起承転結」で話していきます。つまり4つのシーンに分けて話していきます。4つのシーンにはそれぞれ感動させるための役割があります。
具体的には:
起:スピーチの始まりです。
今の自分、過去の自分の状況について話していきます。
承:転落です!
辛かった時の話し又はどん底時代のエピソードをリアルに話していきます。要するに一度、落とした話しをします。

転:復活です!
辛かった時代またはどん底から復活する話しをしていきます。「何かのきっかけで復活していく」とか「コツコツと地道な努力の結果」復活していた、良くなっていった道のりの話を話していきます。

 

結:明るい現在、明るい未来の話をします!
辛かった過去から復活して良くなった状況について話していきます。ここの部分ではピクチャートークを使ってよりリアル感をだすことも重要です!

 

ピクチャートークとは聞き手の頭の中で映像化して伝えていく話し方のテクニックです。具体的には色や数字またはリアルな感のある話をして映像化していきます。
ここでは明るい現在または明るい未来を感じさせるように話していきます。

 

4.いい声で話す!
感動的に話していくためには「通る声」「活舌な声」をふんだんに使って緩急豊かに話していくことは非常に重要なことです。わたしはプロとアマチュアの一番の違いは声だと考えています。なので当スクールではボイストレーニングにはとても力を入れています。2時間のレッスン時間のうち30分はボイストレーニングにさいています。

 

<ボイストレーニング例>
・腹式呼吸
鼻から息を大きく限界まで吸って口から完全に吐ききります。話し方では基本中の基本の技術です。・「あえいうえおあお」と言って口の正確な動かし方のトレーニングをします!

最終的に一番の伝える技は声の力です!声を鍛えることは一番大事です!

このように4つのことがすべてある程度のレベルまで到達してはじめて感動的なスピーチができるのです!

まさに「スピーチのオーケストラ」というにふさわしいですね!

地道な努力を積み重ねて感動的スピーチができるようになってください!

まとめ:感動的な話し方を磨くためのポイント

感動的な話し方を磨くためには、まずは自分の感情や思いをしっかりと表現することが重要です。そのためには先程もトレーニング法として紹介しました。声と緩急とボディランゲージのトレーニングをしっかりやって上達していかなければなりません。

 

また、練習を地道に積むことも大切です。自分の話し方を録音して聞いたり、鏡を見ながら表情やジェスチャーを確認することで、改善すべき点を見つけることができます。

 

さらに、感情をコントロールするトレーニングも効果的です。ストレスや緊張を感じたときでも冷静に話す練習をすることで、感動的な話し方を磨くことができるでしょう。

 

そうすることで心に響く話し方を身につけることもできます。そのためのポイントはいくつかあります。

まず第一に、相手の感情や状況に共感することが重要です。
相手の立場に立って考え、適切な言葉を選んで伝えることが大切です。

また、言葉だけでなく、声のトーンや表情、身振り手振りなども心に響く要素です。

 

最後に、自分の気持ちや考えを素直に伝えることも大切です。

心に響く話し方を身につけるためには、相手を尊重し、真摯に向き合う姿勢が欠かせません。最後に感動的なスピーチが出来るようになるということは本当に素晴らしく凄いことです!

 

感動的なスピーチは聴衆を魅了します!それはスピーカーの存在感自体がオーラに包まれて大きな指導力を持つことにも繋がるでしょう。

 

世界的なリーダーは間違いなくこのスキルを持っています。それだけにスピーカーは聴衆の気持ちを十分に理解して話す内容、話し方、言葉選びには気を付けなければいけません。これはスピーカーとして当然の考え方ではないかと思いますがいかがでしょうか。

 

「感動的に話せるスキル」を身に付けて人生を豊かにアクティブに生きていくのもいいのではないでしょうか!

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