~心を揺さぶる~プロのスピーチテクニック

目次

はじめに

先日、当スクールのスピーチ発表会を開催しました。スクール生の皆さんはとても上手に話されていました。
オープニング(導入部分)から始まりボディ(本題)そしてクロージング(結論)と順番に話していました。
つかみとアイスブレイクも入れて内容的には完成形に近かったです!素晴らしかったです!
ですがプロのスピーカーと比較してみるとその差は歴然としています。
なぜでしょうか?
それは細かいテクニックに差があるからです。その積み上げの差が大きな差となりプロとアマチュアの差を感じてしまうのです。

今回のコラムではスクール生の皆さんやスピーチがもっと上達したいと思っておられる方達に向けてプロとアマチュアのテクニックの違いについて話していきたいと思っています。

 

「~心を揺さぶる~プロのスピーチテクニック」のコラムを読んでスピーチのさらなるレベルアップをしていただけましたら幸いです。

スピーチテクニックとは何か

プロとアマチュアの差について説明する前にまずはスピーチの基本的なテクニックについて説明していきます。
スピーチテクニックとは、効果的なスピーチを行うための技術や手法のことを指します。
スピーチテクニックには、声の使い方や身振り手振り、構成、言葉選びなど様々な要素が含まれており、練習を重ねることで改善することができます。
それではスピーチテクニックについて順番に説明していきます。
スピーチのテクニックには大きく分けて3つに分かれます。
1.声の出し方
通る声、滑舌な声、大きな声、小さな声、ゆっくり話す、早く話す、勢いよく話す、そしてこれらの声の出し方を組み合わせることで緩急をつけた話し方をしていきます。
2.スピーチの構成
スピーチの構成はオープニング(挿入部)+ボディ(本題)+クロージング(まとめ)です。
構成力次第でスピーチはとても惹きつけられるものになります。そしてそれぞれに話す順番があります。細かくはこの後の目次で説明していきます。
3.表現の仕方
表現に関して大きく分けて3つがあります。

一つ目に顔を使っての表現です。

 

二つめに体を使った表現です。

 

三つ目に動きを使った表現です。

 

表現力豊かにスピーチすることでより伝わる話し方ができます。これに関しても後の目次で細かく説明していきます。

 

大きく分けて以上の3つに分かれます。スピーチテクニックを磨くことで、自信を持ってスピーチを行うことができ、聴衆により強い印象を残すことができるでしょう。

 

声の出し方~プロとアマチュアの違い~

この目次では声の出し方について説明していきます。

更にプロのとのアマチュアの声の出し方の差についても説明していきます。

ボイストレーニングでは、呼吸法や発声法、声の使い方など、声を扱う基本的な技術を学び、練習することが重要です。

また、声帯や喉の健康を保つためにも、正しい声の出し方を身につけることが大切です。

 

~プロとアマチュアの声の出し方の違い~
1.ボイストレーニングで鍛えた声の質が違います。
プロとアマチュアでは声の質が圧倒的に違います!声の大きさ、滑舌さがちがいます。鍛えられた声は聴衆の耳に時に心地良く時に心を揺さぶられて届きます。
2.緩急が違います!
プロとアマチュアでは緩急に大きな差があります。
スピーチでいうところの緩急とは強調して強く話したり、わざと弱く話したりすることです。
プロのスピーカーとアマチュアの差が大きく出る部分でもあります。緩急をつけて話す為には3つの話し方を組み合わせる必要があります。
一つ目に「間」を使って言葉を強調するです!
例えば:僕の好きなことは(間)ドライブに行くことです!
間を使ってドライブに行くことですを強調します。
間を使うことで気持ちを強く伝えることができます。ちなみにこれを「言葉を立てる」といいます。
二つ目に言葉に気持ちを乗せる!
例えば:僕は本を読むことが大好きです!
大好きですを強く言います!つまり気持ちを乗せれるときには気持ちを乗せて話していきます!
三つ目に気持ちを乗せずにさらりと話すです!
例えば:僕の好きな食べ物はパスタです!

「僕の好きな食べ物は」この部分は気持ちを乗せることは難しいです!

 

このように三つのテクニックを使ってスピーチしていくことで伝えられる話し方ができます!
そしてプロとアマチュアではこの部分で大きな差があります。

 

このようにプロとアマチュアでは声の出し方、使い方に差があります。

スピーチの構成~プロとアマチュアの違い~

スピーチの構成はオープニング(挿入部)+ボディ(本題)+クロージング(まとめ)です。

構成力次第でスピーチはとても惹きつけられるものになります。そしてそれぞれに話す順番があります。

他にも構成方法には、まずはじめに「導入」と呼ばれる部分があります。
導入では、聴衆の興味を引くためのエピソードや引用、問いかけなどを使って、話のテーマを紹介します。

次に「本論」では、具体的な内容や事例を挙げて論じる部分です。

そして最後に「結論」では、まとめや提言、感謝の言葉などを述べてスピーチを締めくくります。

このようにスピーチを構成することで、聴衆に分かりやすく伝えることができるのです。

~構成においてプロとアマチュアの違い~

1.抽象的な説明と具体的な説明の使い分け
アマチュアのスピーチは綺麗に話そうという気持ちからか抽象的な話し方をする人が多いです。一方、プロは抽象的な話し方と具体的な話し方を使い分けて話していきます。時間配分も考えて抽象的に話していくところ、またはここは詳しく話していきたいと思ったときには詳しく具体例を挙げながら話していきます。

抽象的に話していく部分と具体的に話していく部分の差は聴衆にどこを強く伝えたいかメッセージとして伝えたいかによってかわってきます。

2.アイスブレイクをふんだんに入れて話していくのがプロの話し方です!
これもプロとアマチュアの話し方として大きな差です。スピーチはオープニングとボディとクロージングでできています。プロはクロージング以外の部分でふんだんにアイスブレイクを入れていきます。

アイスブレイクとは場の空気感を和らげたり、一体感をつくったり、一息入れて聴衆が飽きないようにするためのテクニックで世間話をしたりその場で思いついたことを話したりします。またトークを入れたりします。

つまりスピーチの間に雑談をいれていくことです。

プロはこのテクニックをふんだんに使って聴衆を飽きないように惹きつけていきます。一方、マチュアはそこまで余裕がないのもありアイスブレイクはオープニングで入れていくだけのパターンが多いです。

3.構成力の違いです。

プロは構成がしっかりと作り込まれています。これは言い方をかえれば基本に忠実、または近い形で作られているとういうことです。

例えば:感想的なストーリーにしたいときには起承転結で起または承の部分で低迷期(落ち込んだ内容の話し)をします。そして転では好転期(復活していく話し)をします。そして結ではこの話から学んだことなどを話したまとめていきます。

このようにプロは起承転結、四つの場面ではっきりと目的を持たせた話し方をします!構成の緩急ですね!一方アマチュアはこのような構成の緩急ができておらず平坦になった緩急で話していくことが多いです。

以上このような点でプロとアマチュアの構成では差があります。

スピーチの表現~プロとアマチュアの違い~

スピーチにおいて表現力はとても重要です。
メラビアンの法則では人は言語情報7%聴覚情報38%視覚情報55%の割合で会話をしたり情報交換をしたりしていると言っています。
つまり人は言葉以上に視覚情報による情報で伝えているということです。
スピーチにおいても表現力豊かに伝えていくことは一番重要なことです。そしてこの部分においてプロとアマチュアの差は大きいです!
表現力を向上させるためには、まずは自分の考えや感情をしっかりと整理することが重要です。
自分の言葉で正確に伝えるためには、何を伝えたいのかを明確にしておくことが必要です。次に、言葉の選び方や表現方法を工夫することで、より魅力的なスピーチをすることができます。
具体的な例や比喩などを用いることで、聴衆の興味を引きつけることができます。さらに、声のトーンやリズムを意識して話すことで、より効果的な伝達が可能となります。
継続的なトレーニングやフィードバックを受けることで、表現力を向上させることができるでしょう。
~表現力においてプロとアマチュアの違い~
1.表情の豊かさの違い
プロとアマチュアでは表情の変化の豊かさに大きな違いがあります。
笑顔を作ったり普通に話したり又は真剣に話したり、プロはこの表情を意識的にしっかりはっきり使い分けています。一方アマチュアはその場の雰囲気に流されて表情を作っていて意識的にしっかりはっきり使い分けができていない人が多いようです。
2.ボディランゲージを使っての表現力の違い
プロとアマチュアではボディランゲージの使い方にも大きな差を感じることが多いです。
プロはボディランゲージを時に大きく体を使って表現したり軽く使ったりその場の雰囲気も考慮しながら自然と使っていきます。

一方アマチュアはまずボディランゲージを使うことが苦手な人が多いように感じます。またボディランゲージ自体ぎこちなかったりします。

ボディランゲージは意識的に使う時もありますが基本的にはその場の雰囲気を感じながら自然と行うことが出来れば理想です。プロはそれができています。

3.会場での動きの違い
プロは会場を、ところ狭しと動き回ります。ステージいっぱいに左右に動いたり時には聴衆の中に入っていって話したり縦横無尽に動いてスピーチすることできます。
これができると聴衆を最大限に惹きつけることができます。一方、アマチュアは左右の動きはできても聴衆の中まで入ってスピーチすることは難しいようです。
このようにプロとアマチュアでは表現力の差があるように感じます。

まとめと今後の展望

プロのスピーチテクニックを学ぶことで、自信を持って堂々としたスピーチができるようになります。
また、聴衆を引き付けるためのテクニックや効果的な話し方を身につけることで、より効果的なコミュニケーションが可能になります。
今後は、練習を重ねることでさらなるスキルアップを目指し、さまざまな場面で活用できるようになることでしょう。
プロのスピーチテクニックを習得することで、自己表現力や説得力の向上につながり、様々な場面で自分の意見や考えを伝える力を養うことができます。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次